電子書籍端末は不要、iPhoneで十分だ アップルのフィル・シラー上級副社長に聞く
--アイフォーンには、多くのアプリケーションソフトがありますが、マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOは「たくさんのアプリをダウンロードしなければならないアイフォーンは、インターネットには適していない失敗作」と酷評している。
そういう方が何を言おうと、気にもなりませんね。ユーザーがどう感じているかがすべてだ。ダウンロードが20億件を突破している、というデータを見てほしい。
アプリの種類はたくさんある。とはいえ、最もよく使われているアプリは、「フェイスブック」や「ツィッター」だ。これこそがクラウドコンピューティングを代表する使い方でしょう。
--アップルはiPodによって音楽の楽しみ方を変えた。書籍や雑誌の楽しみ方を変えるソリューションを検討していますか。
すでにソリューションは提供しています。アプリの中で最も大きなカテゴリーの一つが書籍。すでに、たくさんの方がアイフォーンやiPodで新聞や書籍を読んでいる。
--電子ペーパーを用いた、アマゾン「キンドル」のような端末を発売する予定は?
アイフォーン、iPodを通じて本を楽しむユーザーは、どんどん増えていく状況にある。そのような専用端末のニーズがあるようには思えません。
Philip Schiller
ワールドワイド・プロダクトマーケティング担当シニア・バイスプレジデント。製品マーケティングのほか、デベロッパー・リレーションズ(開発者との関係)を担当。1982年、ボストンカレッジ卒業。マクロメディア、ノートンなどを経て、97年にアップル入社。
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