「鬼滅の刃」と「100ワニ」超ヒット漫画の共通点 「100日後に死ぬワニ」が超大ヒットした理由

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日本のマンガは長らく「連載」という形式を主流としてきた。戦後しばらくまで、赤本漫画や貸本漫画といった描き下ろし単行本文化が存在しているものの、週刊少年誌の登場などにより、徐々に時代の主役は雑誌に移り、マンガの中心は連載になっていく。それは、おおよそ現在も変わっていないといっていい。

この連載という形式はなかなか特殊な創作様式だ。ひとつの物語が始まったとき、いつ終わるかがハッキリ決められていないことが多いのだ。つまり、人気や単行本売り上げが伸び悩めば終了になり、一定の支持を獲得できれば連載は続行となる。

週刊『少年ジャンプ』の人気アンケートによる「打ち切りシステム」があまりに浸透してしまったために、やや過剰にとらえられている側面はあるが、大ざっぱには現在も「連載」という形式はこの原理の上を進んでいるといっていい。

かつてほど「人気があるから無理矢理引き延ばそう」とする傾向はないように思えるが、それでも「人気と無関係にここからここまでで終わらせる」という形でスタートする連載は、今もそう多くないだろう。短期集中連載というような形でない限り、多くの連載は人気が出ればそれなりに長期化する。

「連載マンガ」は商業的にも正しい

これは商業的にも理がある。人気作なら単行本の巻数が多いほど利益が大きくなるということもあるが、それだけでなく現在のマンガのヒット方程式の話にもつながっている。

マンガでも初動(発売直後の売れ行き)が重要というのは、近年とくに話題に挙がることだが、一方でマンガの場合、ヒット作の売り上げピークは基本的に1巻の「初動」ではやってこない。

もちろん例外はあるが、マンガのヒットの黄金パターンは現在も、雑誌連載などで人気を獲得し、単行本がある程度売れ、メディアミックスや各種アワードなどで話題になるという形だ。売り上げのピークはこの最後のメディアミックスなどで迎えることが多い。作品発表や最初の単行本発売と、売り上げピークのタイミングに大きなラグがあるのがマンガというメディアなのだ。

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