40代も声が良くなる!「巣ごもり1分朗読」5効果 「自宅でOK!いい声で話せる!」…驚きの効果

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3つ目の理由は、「1日1分朗読」を続けることで「声量をコントロールできるようになる」ことです。

「声量」と「声のトーン」で「伝わる力」がアップ!

【3】声量をコントロールでき、「伝わる力」が上がる

「何を言っているかよくわからない社長さんのスピーチ」「さっぱり伝わってこない営業トーク」などを耳にすることがありますよね。これは、話している人の「声量不足」で、「伝わる力」が出ていないのも理由の1つです。

また、「普通に読んでください」というと、内容や雰囲気によってはわざと小さい声で読むこともありますが、実は、ほとんどの人が「声量不足」です。自分では出しているつもりでも、それほど声量は出ていないことが多いものです。

しかし、腹式呼吸を使えば、たくさん息を吸って「正しい発声」で声を出すので、自然と声量がアップします。「朗読」では、この腹式呼吸を使うので、普段より大きい声を出すことができます。

「大きい声」も出せるようになると、「小さい声」とのメリハリをつけられるようにもなり、「伝わる力」がアップします。声量をコントロールすることで、「伝わる力」は大きく変わってくるのです。また、声量をコントロールできると、カラオケなども驚くほど上達するというメリットもあります。

【4】「声のトーン」(高い声・低い声)を使い分けられる

「朗読」では、声量のほかに「声のトーン」も使い分けをします。

「声のトーン」の使い分けイメージ(イラスト:岸潤一)

基本は「普段より少し高めの声」で、普段の自然な声の高さが「ド」だとすると、朗読の基本は「ソ」で「鼻に口がある」ようなイメージで声を出します。

また朗読では、作品の内容によって、さらに声を変えたりします。例えば、「内容が明るい作品」の場合には「ソ」より高い「ラ」や「シ」くらいの甲高い声でもいい場合があります。「シ」は「おでこに口がある」イメージです。

反対に「シリアスな作品」の場合は、1オクターブ下の「ソ」まで下げたりすることもあります。下の「ソ」は「のどぼとけに口がある」イメージです

さまざまな場面に合わせて「高い声」や「低い声」など「声のトーン」を使い分けできると、自分の表現力にも幅が出てきます。

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