「大暴落後に買っておきたい銘柄」の選び方

株式市場の間違い探しをする時かもしれない

新型コロナウイルスの感染者は世界レベルでは増加が続いているが、公表ベースでは今のところ感染者の大半が中国、イタリア、韓国、イランの4カ国に集中している。

一方、累計患者数が8万人を超えた中国では、新規の感染者数は減少傾向だ。また韓国も、今なお厳重な警戒態勢を保っているとはいえ、感染者数がピークアウトした感がある。

WHOは新型コロナウイルスについてパンデミックとの認識を示したが、同時に「各国が対応を強化すれば制御可能」とも述べている。この3月は日本のみならず、世界的にもコロナウイルスとの戦いにおけるヤマ場となりそうだ。もし、さらに事態を悪化させるような材料が出て来なければ、株式市場の悲観も3月でピークアウトする可能性もある。徐々に市場が落ち着きを取り戻していくことを期待したい。

「理不尽な下げを演じている株」がある

難しい局面だが、悲観ムードに支配された荒れ気味の相場こそ、中長期的なスタンスでは個別レベルの「押し目買い好機」であることが少なくない。

今回もそうだが、波乱相場でしばしば見られる「全面安の局面」で見られるのはファンド筋のまとまった換金売りだ。これは、リスクを回避してキャッシュポジションを高めるために、手持ちの株をまとめて売ってくるのだ。個別のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)や株価の位置を考慮しない売りなので、「本来は売られるべきではない有望株」も売られることになる。

また、株価が下がると、個人投資家による信用取引の処分売りや機関投資家のロスカットの売りも膨らむ。そして、全面安の局面では必ず理不尽な下げを演じる株が出てくる。

さらに、3月の後半、国内の機関投資家やファンドマネージャーは期末の接近で投資に制約を受けるケースも多いと言われる。こういう場合、特に投資に制約のない個人投資家にとっては、理不尽に下げている株を探す、市場の「間違い探し」に励むタイミングかもしれない。

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