モルガン・スタンレーが米国株の暴落を「警告」 新型コロナの影響で短期的に一段安の可能性
[ロンドン 5日 ロイター] - 世界的な指数算出会社であるモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、米国株は短期的にさらに11%下落する可能性があると発表した。
MSCIのリスク管理ソリューション調査部門エクゼクティブディレクター、トーマス・ベルブラーケン氏は、経済成長率が短期的に2%ポイント低下し、リスクプレミアムが2%ポイント上昇すると仮定すると、短期的に一段安の余地があると指摘。「米国株は2月19日から3月3日までにすでに11%下落しているが、さらに11%下げる可能性がある」とした。
ベルブラーケン氏は世界経済が短期的に痛手を被るだけなら、市場が回復する可能性はあるが、パンデミック(世界的流行)となれば、長期的な成長軌道の打撃となり、企業収益も悪化しかねず、その影響は一段と長期に及ぶだろうと語った。
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