霞が関で居場所がない愛煙家たちが向かう聖地 女性専用の喫煙エリアまで整備されている
「入居団体へ御用の方・テナント利用者以外(官公庁職員を含む)の利用を禁止します」という貼り紙も。
関係者によると、近隣省庁での禁煙が強化された2016年11月以降、官公庁職員など部外者による利用が目立ち始めたという。そのため、弁護士会館でも屋外喫煙所や喫煙室の運用が数回にわたって見直されたようだ。
「部外者による利用が目立っていた時期に調査を行い、利用者に声がけしたところ、部外者の多くが官公庁職員であることを確認しました」(関係者)
最近は調査を行っていないため、具体的な利用状況は把握していないという。
霞が関ビルにある喫煙者の「オアシス」
愛煙家たちの逃げ場はほかにもあるようだ。『デイリー新潮』(2019年8月1日号)によると、隣の合同庁舎から霞が関ビルディング(霞が関ビル)の裏にやってくる喫煙者もいるという。
霞が関ビルは裁判所から徒歩10分ほど。歩いて行ける距離だ。タバコを吸える環境があるならば、移動時間は気にしないという愛煙家も少なくない。
早速、霞が関ビルに行ってみた。
12時過ぎということもあり、ビルの裏にある喫煙スペースは、愛煙家たちでごった返している。彼らがすべてビルの関係者なのか、官公庁からやってきた愛煙家なのかは定かではない。
しかし、外の喫煙所には「ビル関係者以外の利用禁止」という貼り紙も。
担当者によると、「ビル関係者」はテナント利用者や来訪者をさすという。ただ、実際に喫煙所を訪れる人たちの属性についてはわからないようだ。
レストランの利用者のためには、レストランフロアに喫煙所が準備されている。