「しにくい」「しづらい」使い分けできていますか 「日本人だからこそ」知らない日本語を解説
日本語をこよなく愛するアメリカ人応用言語学者のアン・クレシーニさんが日本語の達人を指南役に、どっぷりと日本語の不思議にひたる毎日を描いたビジネス教養書『教えて!宮本さん 日本人が無意識に使う日本語が不思議すぎる!』。母国語として無意識に日本語を使う日本人だからこそ、間違って使いがちな日本語、知らない日本語がたくさんあるという。
しにくい、しづらいに使い分けがある!?
アン:言葉とは時代を経て「省エネ」へと向かうもの(参照:『外国人の疑問!なぜ「桜見」でなく「花見」なのか』)ってことはわかった。普段、大学で学生たちと接していて、「り」(了解、の意味)とか、「あたおか!」(頭おかしい、の意味)とか、若い人たちはなぜそんなに略すの?と不思議だったから、謎が解けた気分だ。言語としてそう変わっていくものだとわかってすっきりした。
宮本:正しいか、間違っているかということ以上に、「言葉は使われ方によって移り変わっていくもの」と理解することが大事だと思います。
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