長くて残念、省略したくなる駅名10選・神奈川編 正式名より"愛称"で呼ばれ親しまれている

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5)武蔵溝ノ口(JR南武線)

武蔵小杉からJR南武線で立川方面へ向かうと、武蔵中原、武蔵新城、武蔵溝ノ口と武蔵が付く駅が連続する。そのうち武蔵溝ノ口は東急田園都市線と交差する駅で乗降客が多く、駅前もにぎわっている。

JR南武線の武蔵溝ノ口駅の駅前(筆者撮影)

もっとも、田園都市線のほうは、単に溝の口駅という。JRと異なり「ノ」ではなく「の」という違いも興味深い。いつ頃からか、女子高生を中心に言われだしたのであろうが「のくち」という略称で呼ばれている。NOCTY PLAZA(ノクティプラザ)という商業施設もあるので、地域では公認されているようだ。

南武線から小田急に乗り換えて…

6)向ヶ丘遊園(小田急線) 

武蔵溝ノ口駅から南武線でさらに立川方面へ進むと登戸駅で小田急線と交差する。乗り換えて小田原方面へ行くと、次は向ヶ丘遊園駅だ。当の昔に向ヶ丘遊園は廃園となり、遊園の名前は駅名に残るのみだ。

小田急線の向ヶ丘遊園駅北口駅舎(筆者撮影)

それでも「向ヶ丘遊園」とマンションやお店の名前に付いていて地名と化している。向ヶ丘という名称も見かけるけれど、地元では「ゆうえん」と呼ばれることが多いようだ。

向ヶ丘という地名は文京区にもあるので、区別するために遊園というのかもしれない。

7)新百合ヶ丘(小田急線)

小田急多摩線開業にあたり、小田原線百合ヶ丘―柿生間の路線を付け替え、新しく分岐点として1974年に開業したのが新百合ヶ丘駅だった。

当初、訪れたときは周囲に何もなく、大きな構内だけがやけに目立ったが、その後、驚異的な発展を遂げ、一部のロマンスカーが停車するまでに成長した。

隣の百合ヶ丘と区別するため、地元や沿線では「しんゆり」と略称されている。

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