お金が貯まらない人ほど小さい財布がいい理由 キャッシュレス時代に大きい財布はいらない
「長財布を持てば、お金が貯まる」──かつてこんな話が広まり、右も左も長財布を持っている時代がありました。しかし、PayPay(ペイペイ)やLINE Pay(ラインペイ)などキャッシュレス決済が浸透する今、「財布は小さいほどお金が貯まる」と言うのは、家計再生コンサルタントの横山光昭氏です。その理由を横山氏の新刊『キャッシュレス貧乏にならないお金の整理術』をもとにひもといていきます。
財布を小さくすれば無駄遣いが減る
お金が貯まらない人の財布には、ある共通点があります。それは、財布の中にクレジットカードやポイントカードがたくさん入っていることです。
こうしたカード類は、勧められるままに作っていると、どんどん増えていきます。会計時に、「今日のお買い物からポイントが貯まります」「貯まったポイントでお買い物ができます」と言われると、おトクな感じがしてポイントカードを作ってしまう気持ちはよくわかります。
クレジットカードについても、カード独自のポイントやマイルが貯まるからと言われて、つい何種類も持ってしまう。気持ちはわかりますが、本当にその恩恵を受けるような使い方ができているでしょうか?
実際はそれほどの頻度で使ってはいないはずです。むしろ、持っているすべてのカードから恩恵を受けられるほど使っているとしたら、それはカードの使いすぎです。複数のクレジットカードを並行して使うのは、「支出」を見えにくくし、よくわからないままお金が消えていく原因にもなります。
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