アウディ「A1」乗ってわかった最新進化の真髄 小型・軽量なボディを生かし機敏に走る

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A1は、加えて、大きなサイズのフロントグリルと、複雑な形状のエアダムが、アウディとひと目でわかるものの、ちゃんと新しい。フロントグリルはとりわけ精悍だ。そこが先代と大きく異なる点といえる。

パインイエローメタリックにブラックルーフという塗り分けの車体色もある(写真:LEON編集部)

日本で乗ったA1は、「A1 35 TFSI」と名づけられていて、110kW(150ps)の最高出力と250Nmの最大トルクを発生する1497ccエンジンに前輪駆動の組合せだ。従来の1.4リッターに代わる新エンジンである。

ボディサイズは、全長4040ミリ(S-lineは4045ミリ)、全幅1740ミリ、全高1435ミリ、ホイールベースは2560ミリ。とりわけホイールベースは先代A1より95ミリ延長されている。それにより居住性が向上しているのだ。

激戦のコンパクト市場ではどんな存在?

4メートルをほんの少し超える全長なのでコンパクト。おかげでメリットもある。

車体色のバリエーションが多いのもよい(写真:LEON編集部)

1220キロしかない車重とあいまって、活発な走りを楽しむことも出来るのだ。2ペダルの7段ツインクラッチ式変速機を使って3000rpmまで回して走ると、かなり気持がいい。

街中ではDレンジに入れっぱなしで充分な走りだけれど、山道ではマニュアルでシフトすることを勧めたい。さらにこのクルマの実力ぶりを堪能できるだろう。

機能的で居心地のいいドライバーズシート(写真:LEON編集部)

足回りの設定はややソフト。それゆえ高速や市街地では快適で、ワインディングロードでは慣れればよい。コーナーに入っていくとき、ボディのフロント外側が予想以上に沈みこむ。

それで問題が起きることはなく、コーナーの頂点をすぎることからアクセルペダルを踏み込んでいけば、1.5リッターエンジンは気持よい加速感を味わわせてくれる。

次ページ路面の状況がはっきりわかるので…
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