アウディ「A1」乗ってわかった最新進化の真髄

小型・軽量なボディを生かし機敏に走る

グリップの感触が気持いいスポーツステアリングホイールはたしかな感覚を手のひらに伝えてくれる。路面の状況がはっきりわかるので、クルマとドライバーの一体感もそれなりに感じられるのだ。

シートはファブリックで座り心地がよい(写真:LEON編集部)

やや低めのギアを使うと、コーナリングの妙が体験できる。コーナーの出口にクルマが向いたら、アクセルペダルをやや強く踏み込むとともに、シフトアップしていく。

ギア比は(燃費を考えて)やや離れ、全体にハイギアードなので、自分の感覚に合う変速のタイミングをおぼえるといいと思う。

アウディA1の魅力のひとつは、作りのいい室内

ハンドリングにすぐれるメルセデス・ベンツAクラスや、目がさめるようなスポーティさを備えたBMW1シリーズが、ほぼ同じタイミングでフルモデルチェンジ。欧州のプレミアムハッチバックの市場が活性化してきた。アウディA1の魅力のひとつは、作りのいい室内だ。

さきに触れたステアリングホイールをはじめ、シフトノブやスイッチ類など、手が触れるところは、感触も操作感もたいへんよく考えられている。かつTFT液晶を2つ採用して、インフォテイメントなどの操作も指先で出来るシステムも目をひく。

後席はおとな2人がちゃんと座っていられる(写真:LEON編集部)

アウディでは、エアコンの温度調節など、運転中にブラインドでいじりたい機能は、従来のようにアナログ式のコントローラーを残している。作り手が使い手との意思疎通できているようで、そこも好感がもてる部分だ。

A1 35 TFSIの価格は「Advanced」が365万円、スポーティな内外装をそなえた「S-line」が391万円だ。主張のあるデザインが、クルマ好きのおとなには向いていると思う。

(文:小川フミオ / ライフスタイルジャーナリスト)

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