マネックス証券の野望、2度目の大型再編へ


 一方の松井社長は10月28日の決算説明会で、「ネット証券各社は、手数料体系や商品構成にずいぶん違いが出ており、1+1=2にならない」と語った。現段階ではマネックスと松井証券が合流する可能性は低かったといえる。

かつてマネックスには、楽天証券の前身であるDLJディレクトSFG証券との間に統合構想が持ち上がったこともある。「両社の主導権争いで折り合いがつかなかった」(関係者)ため実現しなかったが、それだけ松本社長の再編に懸ける意欲は強かった。

楽天証券はオリックス証券と同じ大和総研製の基幹システムを採用している。今回の合併でマネックスがオリックス証券のシステムに統一すれば、楽天証券との合流もありうる、との見立てもある。

松井社長は「今後は体力勝負の時代になる」とも語っており、マネックスとの合流が完全に消えたわけでもないだろう。松本社長はまだ野望を果たしていない。

■マネックスグループの業績予想、会社概要はこちら

(武政秀明 撮影:風間仁一郎 =週刊東洋経済)

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。