台湾人と中国人の考え方が天と地ほど違う訳

2020年の「中台関係」は波乱含みで推移する

    
蔡英文 Tsai Ing-wen‏認証済みアカウント @iingwen 1月1日

o 新年あけましておめでとうございます。 皆様におかれましては希望に満ちた令和最初の新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。 本年は台日関係が一層深まるとともに、皆様一人ひとりのご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。

o 「世の中をゆり直すらん日の始め」

たぶん日本語ネイティブ、もしくはそれと同等のスタッフが総統府にいるのであろう。でなきゃ「ゆり直すらん」なんて言葉は出てこない。日本語がこうであれば、中国語や英語はどれだけ手が込んでいることだろう。これはもう、看板やポスターに手間暇をかけている時代ではない。

そして案の定、ネット上では無数のフェイクニュースが飛び交っている。大陸は台湾の選挙に介入、干渉し、あわよくば国民党の韓国瑜候補を勝たせようとし、それが無理でも台湾の民主主義に対する信頼を失わせようとしている。今回は中国から距離をおこうとする蔡英文総統が大差で再選されたけど、将来を楽観できる状態ではない。

中台関係は波乱含みで推移する

中国の習近平国家主席は、「一国二制度」による和平統一をあきらめないだろう。それがダメなら武力統一を辞さず、とまで言っている。しかるに中国に統一されて、「中華民族の偉大なる復興」を寿(ことほ)ぎたい、などと考えている台湾人はごくごく少数派である。昨年11月、中国が台湾への優遇政策を発表した際に、CCTVの女性キャスターが「台湾ちゃん、帰っておいで(湾湾、回家吧)」と呼びかけたところ、台湾のネットは炎上した。

1月25日にアジアは春節を迎える。24日の夜には、「台北101」は盛大に花火を打ち上げて旧正月の到来を祝うだろう。その情景は、大陸側の高層ビルと大差ないはずだ。文化的には同じ中国人。しかるに考えていることは天と地ほど違う。われわれの眼から見ても、まったく別の国である。

結論として、2020年の中台関係は波乱含みで推移するだろう(本編はここで終了です。次ページでは競馬好きの筆者が週末のレースを予想します。あらかじめご了承下さい)。

次ページここからは競馬コーナー。日経新春杯の勝者は?
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