日経平均株価は小反発、材料出尽くし感が台頭

企業の決算発表シーズン入りを前に膠着感

 1月16日、東京株式市場で日経平均株価は小反発。2018年10月11日、東京で撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 16日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は小反発。米中による「第1段階」の通商合意の署名を好感し、買い優勢で始まったものの、材料出尽くし感が生じて徐々に見送りムードが広がった。2万4000円が重いとの印象があり、上値を追うには新たな材料が欲しいとの見方が出ている。

米中は1年以上にわたって市場を揺るがしてきた関税合戦の終結に向け取り組む姿勢を表明。15日の米国株式市場はダウ工業株30種<.DJI>が初めて2万9000ドル台に乗せ、S&P総合500種<.SPX>も終値ベースで最高値を更新した。

ただ、市場では「合意の署名は想定通りなので材料出尽くし感がある。12月17日に付けた昨年来高値2万4091円12銭を更新するにはもう少し材料が欲しい」(国内証券)との声が聞かれ、上値を積極的に取る動きはみられない。「まもなく発表シーズンが始まる企業決算の内容が明らかになるまで、相場は大きく動かないのではないか」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)といった指摘もある。

一方、内閣府が16日に発表した11月機械受注統計は、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比18.0%増の9427億円と5か月ぶりの増加となり、市場予想を上回ったが、株価に及ぼした影響は限定的だった。

TOPIXは小幅続落。東証33業種では医薬品、石油・石炭製品などが上昇、証券業、鉱業、金属製品などが下落した。東証1部の売買代金は1兆9376億8400万円と2兆円を割り込んだ。

個別では、ソニー<6758.T>など主力輸出関連株に高い銘柄が目立ったほか、指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>もしっかり。半面、ファナック<6954.T>は朝高の後に値を消した。

東証1部の騰落数は、値上がり654銘柄に対し、値下がりが1406銘柄、変わらずが100銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      23933.13 +16.55

寄り付き    23960.20

安値/高値   23905.38─23975.38

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1728.72 -2.34

寄り付き     1733.27

安値/高値    1726.71─1733.87

 

東証出来高(万株)103301

東証売買代金(億円) 19376.84

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