ドラレコ連携や5Gで変わる「カーナビ」最新事情

2020年が「変革期」になると言われる理由とは

大型の10型ディスプレイを採用する「パナソニック ストラーダ CN-F1X10BD」(筆者撮影)

今やほとんどのクルマに装備されるようになったカーナビ。初めての目的地へ出かけるときはもちろん、渋滞を避けて効率のいいルートを案内するのにも欠かせない存在となった。そのカーナビがここへ来て新たな変化の兆しを見せてきている。ここではカーナビの最新事情をレポートしたい。

スマホ利用が増えてもカーナビ出荷は伸びている

近年、世間でよく聞くのが「カーナビはスマートフォン(スマホ)に取って代わられる」という話。確かにスマホには最新版の地図データを使うナビアプリが収録されることが普通で、しかも無料で使えるのだからそう思う人が増えても不思議ではない。しかし、統計データを見ると、カーナビの需要はほとんど落ちていないことがわかる。

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電子情報技術産業協会(JEITA)の資料によれば、2018年のカーナビ出荷台数は約405万台で、3年前の2016年と比較しても微増傾向にある。純正ナビが多少なりとも強含みではあるが、市販ナビもAV一体型ナビは比較的堅調に推移している。カーナビがスマホに取って代わられている傾向が見られないことを、データは示しているのだ。

それはなぜなのか。まず、スマホは画面が小さいことが挙げられる。スマホの画面サイズは6インチ前後か、それ以下。近くで見るなら十分なサイズだが、カーナビとして車線ガイドや交差点名などを読み取るには、画面が小さすぎる。

スズキ新型「ハスラー」は9型インチを採用。スマホ上にある多彩なアプリが楽しめる「SDL」に対応する(筆者撮影)

対するカーナビの画面サイズは、7~9インチが中心で、中には10インチにまで大型化されたモデルも登場している。

スマホと比べた画面サイズは、人気の9インチでも2倍以上の面積比となり、それに伴って表示内容もすべてが大きくなるため、見やすさでは圧倒的にカーナビのほうが上なのだ。

とくに昨年12月からは運転中のスマホの取り扱いが厳しくなったうえに、カーナビも画面を凝視することが禁止されている。そうした中で、カーナビを安全に利用するうえでも画面サイズの大型化は避けて通れない状況にあると言っていいだろう。

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