ドラレコ連携や5Gで変わる「カーナビ」最新事情 2020年が「変革期」になると言われる理由とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

カー用品店で販売されるカーナビも、コネクテッドへの対応が始まった。

「docomo in Car Connect」を採用したパイオニアのサイバーナビ。無制限でストリーミング配信やWi-Fiスポットサービスが楽しめる(筆者撮影)

パイオニアは、カーナビ各社の中でも最もこの分野で進んでいるメーカーで、新型サイバーナビで通信が使い放題となる「docomo in Car Connect」を採用。音楽や映画などのコンテンツをストリーミングで利用できたり、車内をWi-Fiスポット化できるサービスにいち早く対応した。

他社はスマホと連携するにとどまっている段階だが、いずれこうしたニーズに対応せざるをえない状況になっていくのは避けられないと思われる。

2020年、カーナビは新形態へ

少し違った方向性としては、ドライブレコーダー(ドラレコ)と連携するカーナビにも注目が集まっている。

昨今のドラレコへの人気を反映したものだが、撮影した映像をカーナビの大画面でチェックできるのが最大のウリだ。撮影した場所をカーナビの地図上に表示できたり、ドラレコの操作や設定をカーナビ側で行えるのもメリットとなる。このタイプは、とくに新車での装着率が高い、自動車メーカー純正に多いようだ。

こうした背景の下、純正ナビも市販ナビも共にコネクテッド化への流れを加速させていくのは確実だ。5Gでの通信はインフラの整備が進んでからとなるが、少なくともクルマ同士が通信する“ローカル5G”への道は意外に早く開ける可能性はある。

そうした意味で2020年はカーナビにとって新たな形態へ発展する契機につながる年になるかもしれないのだ。

会田 肇 カーAV評論家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

あいだ はじめ / Hajime Aida

自動車雑誌出版社で編集職に携わった後、フリーランスへ。カーナビの黎明期より進化の過程を追い続け、その発展形であるインフォテイメント系のレポートも行う。使い手の立場でわかりやすいレポートを心掛け、掲載媒体は自動車専門媒体からモノ系媒体にまで及ぶ。カメラ系の情報にも詳しい。日本自動車ジャーナリスト協会会員。デジタルカメラグランプリ審査員。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事