のんとwithnews編集長に学ぶ共感の引き出し方 テクニックに走らず素直な感情を乗っける
第二部では、のんさんがスペシャルゲストとして登場。奥山編集長は「ネットで何かに挑戦する・新しい世界を切り開いていくという点で、withnewsに近いものを感じて声をかけた」といいます。
ここからは、奥山編集長の質問にのんさんが答えるというスタイルでトークが展開されていきました。本レポートでは、印象的だった部分を抜粋してご紹介します。
自分から発信していくほうになりたい
奥山:のんさんはInstagramやブログなどネットでの発信に力を入れていると思いますが、 テレビや映画の活動と並行してネット発信を始めた理由を改めてお聞きしたいです。
のん:私、“のん"になってから、インスタとTwitterとブログを同時にばーっと始めたんです。 自分から発信していくほうになりたくて。ものをつくるのが好きで、主体的に活動していきたいなと思っていたので、 自分の思いや活動を伝える場所をつくりたくて。 そういう“のん”を知ってもらいたくて、一斉に始めました。
素直な感情を乗せることを大事にする
奥山:ネットの発信だと、顔が見えない相手とのやりとりが基本になっていきます。誤解が生まれやすい環境でありながらも、全然接点がなかった人と出会える可能性もあって、 だからこそ「共感」というのが大事だと思いますが、「共感」を引き出すために必要なこと・考えていることはありますか?
のん:状況や説明も大切なんですけど、自分自身の「思い」をすごく入れるようにしています。感情の部分。
どういうテーマで、どういうアプローチでこういう風に取り組んでいます……みたいなことももちろん伝えたいことなんですけど、 そこにちゃんと「楽しい」とか「うれしい」とか「興奮した」とか。そういう素直な感情を乗っけるようにしています。
奥山:結構、本質だと思います。テクニックが重要に見える世界ですけど、1周回ると、面白いことを面白いといったり、そうでないものをそうでないという(そういうことが大事)。 あまりテクニックに走っちゃうと、どうせバレちゃったりとか、こんがらがっちゃう。
それはある意味自浄作用というか。ネットの良さでもある気がします。 withnewsでもその辺は見出しをつけるときとかに大事にしていたりしますね。
のん:ニュースとかでも、見ていて「これって記者の方の気持ち入ってない?」みたいに感じると、すごい食いついちゃいますよね。