シェア過去最高。輸入車ばかりがなぜ売れる? 強いブランド力に加え、品ぞろえが充実
「フォルクスワーゲン(VW)のディーラーに、お客様が軽自動車で乗りつける。こんな光景は、今まで考えられなかった」。こう語るのは輸入車ディーラー国内最大手、ヤナセの井出健義社長だ。ここ数年、輸入車の購入層が急速な広がりを見せている。
1996年に34万台弱の販売(登録)を記録して以降2009年まで右肩下がりが続いた輸入車市場(日本メーカーの外国生産車を除く、以下同)。しかし、10年から回復に転じ13年は前年比16%増の約28万台に達した。軽自動車を除いた国内の登録車販売に占めるシェアは過去最高の8.6%となった(下図)。
長年、輸入車市場を牽引してきたのが、ドイツメーカーだ。VW、メルセデス・ベンツ、BMW(ミニを含む)、アウディの4社で輸入車全体の約75%を占めるが、昨年は4社すべてが過去最高の販売台数を記録した。
トピックボードAD
有料会員限定記事
自動車最前線の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら