欧州車の興隆、アメ車の黄昏

そしてビッグ3は日本を“スルー”する

米ビッグスリーは2007年の東京モーターショー以来、参加を見送っている(写真は07年にフォードが出展したスポーツカー「マスタング」)

米国自動車メーカーの巨人、ゼネラル・モーターズ(GM)の“復活”が鮮明になっている。

2009年6月に経営破綻に追い込まれたGMは、米国政府の支援を受けて経営再建に着手。その後、順調に回復を遂げ12年には928万台(前年比2.9%増)の世界販売を達成した。破綻直後の09年(747万台)と比べて、2割以上の伸びを見せている。

米国の回復に新興国での成長が重なる

GMが息を吹き返したのは、米国市場の回復に加え、中国やブラジルなど新興国での販売が好調に推移しているという側面がある。

ところが、ここ日本での風景はまったく異なる。

GMは、この秋に日本で開催される「第43回東京モーターショー2013」への出展を見送る。GMだけではない。「ビッグスリー(ビッグ3)」として世界に君臨する米国3大自動車メーカーでGMと並ぶフォード、クライスラーも同様だ。リーマンショック後の09年、11年も含めて、ビッグ3は東京モーターショーに3回連続での不参加となる。

ピークはとうに過ぎているとはいえ、それでも日本は中国、米国に次ぐ世界3位の巨大な自動車市場だ。日本ではGMやフォード、クライスラーは「アメ車」と呼ばれて、親しまれている。その日本で、ブランドをアピールする絶好の機会である東京モーターショーをビッグ3は“スルー”する。

理由は明快だ。日本市場を軽視しているのではない。参加してもうまみが小さいのだ。

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