ベンツ、アウディ、VW、欧州車好調のワケ

小型化・機能性で攻勢かける

輸入車の販売が好調だ。2012年の外国車メーカーの輸入車登録台数は24万1563台と前年比17.3%増となった。13年に入っても販売の勢いは止まりそうにない。

日本自動車工業会は1月末に13年の乗用車(軽除く)の国内需要見通しを258.7万台、前年比14.2%減になると発表した。補助金による需要先食いの反動で市場が落ち込むことが、最大の要因だ。

その一方で、ドイツを中心とした輸入車勢は13年の販売について強気な姿勢を貫いている。

アウディジャパンの大喜多寛社長は13年の国内市場見通しとして、「輸入車全体では横ばいから10%増ぐらいになるのではないか」と述べるなど、少なくともマイナスはないとの見解を示す。

自信の背景には、質感の高い小型車の投入や機能面充実への各社の注力がある。

昨年、とりわけ存在感を示したのがドイツの高級車メルセデス・ベンツだ。12年は前年比26.2%増となる4万1901台を販売するなど、過去20年間で最高の伸び率を記録。12年4月に発売した新型コンパクト車「Bクラス」が、299万円からという価格設定に加え、都心での運転に適した小さな車体が市場に受け入れられた。13年初には、これもまたコンパクトの新型となる「Aクラス」の販売を開始。Bクラスと比較するとスポーティな外観が特徴だ。

13年はこのAクラスの投入も加わり、「当然、前年以上の台数を狙う」(上野金太郎メルセデス・ベンツ日本社長)と意欲を示す。

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