旅行マニアが選んだ「2020年こそ行くべき場所」 リーマントラベラーが選ぶトップ15(上)

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UAE・ドバイ

SNSで話題の「ドバイフレーム」(写真:Katiekk2/iStock)

ドバイといえば、世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」や7つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」、高さ150mで世界最大の額縁としてギネスにも登録された、SNSで話題の「ドバイフレーム」などが有名ですが、これらに加えて、2020年は、ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)が開催されます。中東で初開催となるこの万博は、2020年10月20日から2021年4月10日まで開催予定で、全世界から2500万人の来場を見込んでいます。

また少し足を伸ばしてアビダビまで行けば、フランスのルーブル美術館初の国外美術館「ルーブル・アブダビ」やUAE最大のモスク「シェイク・ザイード・グランド・モスク」など、さらに魅力的な観光地に出合えるでしょう。

音楽が好きな方は、中東で初開催となる、2020年3月5日、6日に開催される音楽フェス「Ultra Abu Dhabi」も見逃せません。ドバイへはエミレーツ航空の直行便が羽田、成田、関空からそれぞれ出ており、いずれも夜遅い時間に日本を出発するフライトで、仕事帰りにそのまま搭乗もできるため、効率よく移動したい人にはぴったりです。

ポイント:2020年10月、ドバイ万博開催。

3月に定期便が就航するイスラエル

イスラエル

死海(写真:wavemovies/iStock

2020年3月、いよいよ日本とイスラエルを結ぶ初の定期便が就航します。イスラエルの経済の中心・テルアビブと成田を、エル・アル航空が週3便運行します。地中海に面したリゾート地で、LGBTQフレンドリーな都市としても有名なテルアビブは、バウハウス様式の建物が立ち並ぶ世界遺産「ホワイトシティ」があるだけでなく、中東のシリコンバレーというほどテクノロジーを活用した文化の発展が目覚ましい街です。

もちろんテルアビブ以外にも、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの聖地であり、世界遺産にも登録されている「エルサレムの旧市街」、海抜マイナス400mを超え、世界で最も低い場所で、塩分濃度が高いため、その浮力だけで浮かぶことができる「死海」など、魅惑の旅先が盛り沢山です。

ポイント:2020年3月、エル・アル航空が成田―イスラエル・テルアビブ線を就航。

インド・コーチン(コチ)

南アジア最大のイベントが開催される予定のコーチン(写真:Johnnychaos/iStock)

インドの南、ケララ州に位置するコーチン。古くから港町として栄え、インド最古の教会・聖フランシス教会などのヨーロッパの文化も混ざるこの街で、2020年は南アジア最大のイベント「コチ=ムジリス・ビエンナーレ(Kochi-Muziris Biennale 2020)」が開催されます。

2012年から2年おきに開催され、世界中からアーティストが参加し、ホールやギャラリーなどいくつかの会場でさまざまなアートが展示されています。第5回のコチ=ムジリス・ビエンナーレは、2020年12月12日から2021年4月10日まで開催。ちなみに南インドへは、2019年10月にANAが成田―チェンナイ線、2020年3月にJALが成田―ベンガルール(バンガロール)線を新規就航するなど、ここ1年でアクセスが飛躍的に向上しています。

ポイント:2020年12月、コチ=ムジリス・ビエンナーレが開催。南インドにANA、JALが直行便を就航。

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