京王線の線路と並ぶように、橋上駅舎の下に設けられている世田谷線の下高井戸駅から電車に乗った。出発直後に世田谷線随一の急カーブをぐいっと右に曲がり、しばらくは住宅地の中を行く。“閑静な住宅地”という言葉がまさにふさわしい、静かでのどかな大都市郊外の住宅地である。
小田急との乗り換えも
世田谷線が開業した当時は住宅もまばらな田舎町だったようだが、世田谷線のおかげかそれとも郊外の拡大によるものか、今ではすっかり住宅密集地になった。
とはいえ、このあたりではまだ車内は座席がひととおり埋まる程度。それが一変したのは、山下駅からである。山下駅は小田急線の豪徳寺駅との乗換駅。小田急線は世田谷線の頭上を高架で駆け抜けていくのだが、そこからの乗換客たちが世田谷線にどっと乗り込んでくる。あっという間に車内は立ち客でいっぱいになった。
東急世田谷線
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京王線の橋上駅舎の下にある下高井戸駅を
出るとすぐに急カーブ(筆者撮影)
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松原駅に停車している世田谷線の電車。周辺は住宅地だ
(筆者撮影)
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世田谷線には38の踏切がある。住宅地に
映える黄色の車体(筆者撮影)
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山下駅は“山の下”という文字通りの由来。
平坦に見えるが急勾配を走る(筆者撮影)
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宮の坂駅の脇、区民センターにある古車両。
江ノ電から里帰りした(筆者撮影)
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豪徳寺の石灯籠に招福猫児。小さいサイズもかわいらしい
(筆者撮影)
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松陰神社は吉田松陰を祀る。井伊家の菩提寺と
松陰を祀る神社が並ぶ沿線(筆者撮影)
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人通りの絶えない松陰神社前の商店街。国士舘大
箱根駅伝出場を祝う横断幕も(筆者撮影)
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旧玉電のカラーリングをした車両が松陰神社前に到着
(筆者撮影)
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一部の駅には最寄り施設の名前を駅名標の下に
(筆者撮影)
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環七を渡る世田谷線。遮断器がないのがこの踏切の特徴
(筆者撮影)
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雪が降ると間違えて線路内に進入してくる
クルマもまれにあるとか(筆者撮影)
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ドーム型の屋根に覆われた三軒茶屋のホーム。
終着駅らしい佇まい(筆者撮影)
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三軒茶屋駅では車内ではなくホーム上に改札が。
帰宅する人が次々にホームへ(筆者撮影)
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キャロットタワーの1階部分の一角にある
世田谷線三軒茶屋駅(筆者撮影)
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