金融庁が認めた仮想通貨交換所の「ある評判」

最後のみなし業者「ラストルーツ」が登録

たしかに松田氏の役回りは投資に対する考えやノウハウを伝える講師というものだった。だが別のアフィリエイターのメールでは、「ネットビジネス業界のドン達のメンター」と紹介されている。このように情報商材屋との近い距離感は、既存の金融業界の感覚からすると忌避されても仕方がないものだ。

ほかにも松田氏の人脈が疑念を膨らます原因になっていた。合成麻薬のMDMAを使った疑いで11月に警視庁に逮捕された金融トレーダーの「KAZMAX」(カズマックス)こと、吉澤和真被告との関係もその1つだ。吉澤被告はかつて松田氏の傘下企業におり運転手を務めていた。

松田氏に理解を示す大物行政官

吉澤被告は麻薬取締法違反で逮捕される前、オンラインサロンの生徒たちを誘導することによって、仮想通貨の価格を操縦し、利益を得ていたと『週刊文春』などに指摘されていた。松田氏によると、ビジネスでの関係は最近なかったという。

毀誉褒貶が交錯する松田氏だが、理解を示す人物もいる。2018年7月からオウケイウェイヴの特別顧問になった大森泰人氏だ。

大森氏は金融庁で証券課長や市場課長などを歴任し、証券取引等監視委員会の事務局長を最後に2015年に退官。行政官としての経験に基づき、金融や市場のあり方に一家言を持つことで知られる。

「彼の毀誉褒貶は承知している。(金融庁)長官経験者にも『おまえ大丈夫か』などと言われたが、『(彼に)会ってもいないならそんなことを言ってくれるな』と返した。人を見る目がないとは自分では思っていない。粗削りだけどいい仕事をやりたいという彼の思いは本物だろう」

大森氏に松田氏評を問うと、このような答えが返ってきた。

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