独占告白「中国資本が台湾の技術を食い尽くす」 若手技術者を相次ぎヘッドハンティング

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5年ほど前、私の学生がある人物を連れて訪ねてきました。その人物が関与する企業「A社」が私の技術に興味があるというのです。

A社は外資系企業。当時、法律で外資系企業への技術移転は規制されていました。ですが、A社は台湾に子会社があるため、大学の許可さえ下りれば子会社への技術移転自体は問題ありませんでした。

その技術移転について、彼らが私に提示した額は2000万台湾ドル(約7130万円)。ただし条件があり、それは私が新会社を設立し、A社の中国支社の株を取得することでした。しかし、私の希望は800万台湾ドル相当のA社株を私へ、そして現金1200万台湾ドルを大学に支払うことだったので、起業の話は辞退しました。

出資者は中国人民解放軍だった

しばらくして、私が希望した「A社株と大学へ現金を支払うこと」が通らない理由がわかりました。A社が突然、「実はこの技術移転に関する資金は中国国外に持ち出せない金なのだ。資金の裏には中国の人民解放軍がいる」と打ち明けてきたのです。

まさか出資者が人民解放軍だったとは。過去7回の会談に来たのは全て台湾人だったので、思いもよらないことでした。もちろん技術移転の話は消えました。

その後、気づいたのですが「人民解放軍の金」と聞いたときの私の反応は、大多数の人と異なるようです。大抵の場合、資金の裏に解放軍がいると聞くと喜びます。なぜなら中国には詐欺が多いから。軍の金であれば安心なのでしょう。

それにしても中国軍は私の技術で何がしたかったのでしょうか。そこで私は技術の軍事応用案をある場所に提案してみました。するとその価値はたった50万台湾ドル(約178万円)だというのです。一連の話は何だったのか。今でもハッキリしないままです。

この大学教授の話は、さらに続く。

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