あなたが幸せを感じない4つの理由 選択しない、愛さない、感謝しない
幸せを感じない理由その2:選択しないから
私の友達には、やりたくもない仕事をしている人がいます。報酬がいいからです。私なんかよりはるかに高い報酬を得ているのですが、実はまったく幸せそうじゃありません。逆に私のことをすごくうらやましいと言うのです。なぜここまで心に格差があるのでしょうか? 自ら選択する機会が少ないからです。実は本人も認めています。
たとえばテクノロジーサービスの導入を決断した企業の担当者は、労力を費やした自分のプロジェクトを失敗したと思いたくありません。当然ですよね。だから無意識にこのプロジェクトは正しい選択だった、成功した、と自分に言い聞かせる心理が働きます。自ら選択し、決断したのですから、自分を正当化するおなじみの心理です。
子育ての例です。私は息子のご機嫌をとるために、彼が大好きなおもちゃを目の前にちらつかせ、無理やり遊ばせようとしたことがありました。一瞬、手に取って遊ぶのですが、すぐにおもちゃに対する興味を失ってしまいました。今度は、2つのおもちゃを目の前に置き、彼に選択権を与えました。彼は悩んだ末、片方のおもちゃを手に取ると、長い時間そのおもちゃと遊んでいました。
他人から押し付けられるのと、自ら選択して何かに取り組むとは、月と蛍のように大きく違います。
幸せを感じない理由その3:愛さないから
愛する人に認められたい気持ちは誰もが持っています。私も強く家族に認められたいと心から思っています。
仕事で成功しても人を愛していないと何か物足りず、心の能力が低下してしまいます。そして死ぬ間際にこんなせりふを言うのです「俺は成功して大金を手に入れたけど、結局、俺の人生は何だったんだ?」。最愛の人を思い、愛することは、幸せを感じるいちばんの近道だと信じてます。幸せを感じる上位10%は恋をしていたときだそうです(参照元:エド・ディーナーとマーティン・セリグマンの調査)。
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