地方鉄道の「カリスマ社長」が新任地で挑む課題 鉄道運営の「仕組み」を変える必要がある
――自治体に鉄道に対する理解者がいるというのは心強いですね。鉄道会社が何かを企画しても、沿線の方たちの協力が得られないのであれば、結局のところ、何もできないのではないかと思います。
実は今、糸魚川駅の直江津寄りに再来年の開業を目指して、新駅をつくるというプロジェクトが進められています。地元の人たちは50年前からこの計画を暖めていたのだけれど、実現することができなかった。それはなぜか? 実はこの場所に交直流の接続区間があって、電車を止めることができなかったのです。
けれども、えちごトキめき鉄道で運転しているのは気動車です。それであれば、駅を作ることができるじゃないかということで、計画が再び動き出し、運輸局の認可を得ることもできました。
まだこれから先、予算をどこから捻出するんだ?というような「大人の話」はありますけれど、それは置いておいて、鉄道の世界に新しい話題が生まれる。これってすばらしいことだと思いませんか。その新駅は、先ほど申し上げた翡翠が採れる海岸にあり、新しい観光の拠点になる可能性もあると思っています。
新たな動きを継続的な力に
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