堀江貴文「日本人は我慢力があまりに高すぎる」 自分にウソをつき、他人に合わせる無駄さ
「我慢すること」に熟練しすぎている
神経質なまでに健康を気にして食事をセーブするくらいなら、現代人は「心の健康」のことをもっと考えるべきだとぼくは思う。
といっても、うつとかメンタルヘルスとかいった本格的な医療を必要とする以前の、ストレスケアのレベルの話だ。
ストレスは万病のもとになりうる。実際、ストレスが免疫系の働きを低下させるというデータもあるし、人間の老化にも深く関わることがわかっている。
大きなストレスを抱えて生きている人は、実年齢に比べても老けていることが多いし、どこかくたびれているように見える。また、集中力やパフォーマンスに対しても、ストレスが悪影響を及ぼすのは、言わずもがなだろう。要するに、ストレスを放置すればするほど、人生で自由に使える時間は減っていく。そう、ストレスは「時間の大敵」なのだ。
不思議なのは、「体の健康」に関しては世の中の関心も高いのに、「どうやって心を健康に保つか」ということについては、意外とみんな無頓着で、それぞれが我流で適当に対処(あるいは放置)しているということだ。
みんな、「ストレスを我慢すること」に熟練しすぎている。満員電車などその最たるものだろう。
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