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「ロードスター」をこよなく愛する人の共通点 10年ぶりに開催されたファンイベントに潜入

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ロードスター30周年ミーティングの様子(筆者撮影)

  • マツダ本社のNAレストア関連の展示 マツダ本社のNAレストア関連の展示
  • 来場者数は主催者発表で、海外からを含む3837人 来場者数は主催者発表で、海外からを含む3837人
  • 副社長の藤原清志氏も、愛車NDでパレードに参加 副社長の藤原清志氏も、愛車NDでパレードに参加
  • 歴代のロードスター主査に、主催者から感謝状を贈呈 歴代のロードスター主査に、主催者から感謝状を贈呈
  • インタビューに応じた山本ご夫妻 インタビューに応じた山本ご夫妻
  • クラブオーバーフォーティーズ クラブオーバーフォーティーズ
  • インタビューに応じた高橋親子 インタビューに応じた高橋親子
  • 北海道の剣淵自動車試験場にちなんだ、剣淵コロッケ 北海道の剣淵自動車試験場にちなんだ、剣淵コロッケ
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  • マツダ本社のNAレストア関連の展示
  • 来場者数は主催者発表で、海外からを含む3837人
  • 副社長の藤原清志氏も、愛車NDでパレードに参加
  • 歴代のロードスター主査に、主催者から感謝状を贈呈
  • インタビューに応じた山本ご夫妻
  • クラブオーバーフォーティーズ
  • インタビューに応じた高橋親子
  • 北海道の剣淵自動車試験場にちなんだ、剣淵コロッケ

茨城県の高橋優一さん(51)と次男の亮馬さん(20)。それぞれNAとNBで、そのほかに長男の拓馬さんNA、優一さんの奥さんが通勤用にNDという、ご一家で4台のロードスター持ち。優一さんは長女にはNCを勧めたが聞き入れてもらえず、軽自動車に乗っているという。長男、次男に「馬」の文字を使ったのはロードスターの設計思想「人馬一体」からの引用。家族全員がそれぞれのロードスターを運転して外出することもある。

皆さんの話を聞いていると「人生を楽しんでいる」ことが、こちらにしっかりと伝わってくる。

これこそが、マツダが目指したことだ。2代目、3代目で開発主査を務めた貴島孝雄さんにも話を聞いたが、ロードスターはお客さんもメーカーも「誰もが幸せになるクルマ」だと強調する。

さらに「お客様の声を聞くことが大事だが、すべて聞いていたら商品はできない。だが、本質的に何を期待しているかを捉えて、それを少しでも商品に反映する。その意味でも、毎年開催の軽井沢ミーティングや今回の30周年ミーティングで、ファン同士、ファンとマツダがロードスターをメディアとしてクルマの楽しさを共有することが大事だ」と、貴島さんはロードスターへの思いを語った。

三次で感じた、マツダの強さと弱さ

今回のイベント現場でも明らかなように、マツダの人は皆、人情深い。半面、それが弱さである。その弱さは、フォードとの協業の中で露呈し、マツダは多くの仲間を失った。逆境から自力で立ち直ったのが、CX-5を筆頭とする第6世代商品群だ。その勢いを、マツダ3(国内でのアクセラ改め)から展開する第7世代商品群へと結びつけたいところだが、実情は厳しい。

マツダには、中期経営計画では文面化しえないような、人情深い、人間くさい、人間らしい商品づくり、そしてブランドづくりができるはずだ。「いってらっしゃい」と走りゆくロードスターたちに手を振りながら、マツダらしい企業のあり方とは何かを、筆者なりに思い浮かべた。

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