仕事が憂鬱すぎて眠れない人に教えたい真理 どれだけ厄介なことがあってもなんとかなる
理由は、やさしく頼みやすい性格だったから。まわりに頼まれたことを断れず、その結果、掃除や書類整理など、その人がやらなくてもいいような雑用を大量に任されてしまっていたというのだ。
そのため自分が本当にやらなければならない仕事に専念できず、成績が下がって評価を落としていたということ。
最終的には残業時間が異常に増えてしまったことが原因で、その先輩は仕事を辞めてしまうことに。じゅえき太郎氏はそのとき、大切な先輩を失ったことを残念に思いつつも、やさしく引き受けすぎるのも危険だということを学んだそうだ。
職場の雰囲気になじめない
自分にぴったりの職場に出会うことは、現実的に難しいものだ。また、どれだけやってみたかった仕事だとしても、職場の雰囲気になじめなかったとしたら、出勤することがつらくなっていくものでもある。つまりはそれほど、職場の雰囲気は重要なのである。
だから、もしも自分とまったく合わない雰囲気の会社を選んでしまった場合は、無理せずに転職を考えるべきだとじゅえき太郎氏は主張している。
とはいえ、自分に合わない職場に入ってしまったとしても、自分の周囲だけを改善する方法はある。それは、自分と同じような感性を持った仲間を見つけること。会社全体の雰囲気を変えることはできないにしても、仲間さえ見つけられれば疎外感が薄れ、働きやすい環境になるということだ。
ただひとりでも同じような感性をもった仲間を見つけられたら、2人でグループを作りましょう。(22ページより)
そうすれば、苦手な体育会系のノリにつき合わされたとしても、後で「今日は疲れたね」と言葉を交わせる仲間ができ、「自分は孤独ではない」という安心感を得ることができるというわけである。
しかし、趣味もノリも合わない人であったとしても、仲良くなれることはあるもの。例えばじゅえき太郎氏は入社当時、性格も趣味も正反対の同期と仲良くなれる自信がなかったのだそうだ。
だが働き始めて1カ月もすると、職場に対する不満が完全に一致して意気投合したというのだ。それ以降は交流が深まり、食事をしたりしながら愚痴を言い合い、それがいいガス抜きになったという。
そのせいで、最初は苦手だった職場も過ごしやすくなり、なにかあったとしても仲間と話すことで乗り越えていけるようになったそうだ。
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