成長止まらない「YouTube」ビジネス戦略の裏側 本社のナンバー2が語る成長と責任(後編)
広告主はユーチューブの重要性を理解した
――ユーチューブの最大の収益源が、広告収入です。広告主の中には、ブランドイメージにふさわしくない動画の再生時に広告が表示されることに懸念を示し、過去には広告を引き揚げる例もありました。広告主との関係はどうなっていきますか。
ここ数年、定期的に来日しているが、大手ブランドなど日本の広告主に対して、ユーチューブをメディア戦略の中心に位置づけてほしいと説得する必要はもはやなくなったと感じている。彼らはユーチューブユーザーのエンゲージメントの強さに価値を見いだしており、われわれの最大顧客もそのことを何度も話してくれた。日本における6200万人のユーザー基盤は大きい。
ユーザーの多さだけでなく、クリエーターとファンの強いつながりも注目されている。広告主との議論の中では、ユーチューブにいかに多くの予算を投じていくか、インフルエンサーとなるクリエーターをいかに素早く発掘するかという話ばかりだった。彼らはクリエーターと手を組み、その視聴者に向かってブランドの販促をしていきたいと考えている。


















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