ぐっちーさんは「リーマンショック」を予言した 当時と同じように今は皆が高をくくっている

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ここからは恒例の競馬コーナーだ。一雨ごとに秋の到来を感じる季節となった。主戦場は千葉の中山か東京の府中へ。週末は秋のG1レースの前哨戦となる毎日王冠(10月6日、G2、芝1800m、東京競馬場)が行われる。

毎日王冠の本命は「通過点」のダノンキングリー

ここは深く考える必要はなく、3歳馬のダノンキングリー(8枠9番)から。9月の神戸新聞杯におけるサートゥルナーリアの勝ちっぷりを思えば、今年の3歳牡馬は相当にレベルが高い。そしてダノンキングリーは皐月賞で3着、ダービーで2着。ダービーではサートゥルナーリアにも先着している。斥量も54キロと恵まれるここは通過点で、気持ちは秋のG1レースであろう。

対抗にはインディチャンプ(4枠4番)をとろう。6月に安田記念を制した際には、あのアーモンドアイに先着している。これまでマイル戦が多かったが、血統的には1800~2000mでも十分に走りそうだ。そして斥量58キロは安田記念と同じ条件である。

頭数も少ないので、馬券はこの2頭の馬単マルチで。3着に意外な馬が来て高配当、というシナリオも思い浮かぶのだが、それはこの際考えないことにしよう。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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