42歳女性が「結婚恐怖症」をついに克服したワケ

第一印象は「無理!」だった相手との“良縁"

結婚後、真治さんとは常識すら合わないことが判明する。待ち合わせに2時間も平気で遅れてくる彼を問い詰めると、「雪を見ていたんだ」と返されたことがある。悪い人ではないが、感性重視すぎる。聞けば、今までの恋人も同じような感覚。相手は3時間遅れでやってきて、1時間待ってくれたことを感謝されたらしい。

本人以上に「合わない」と感じたのは、その母親だった。平日の朝7頃に電話をかけてきて、美里さんととりとめのない話をしたがる。その頃の美里さんは終電どころか始発電車で帰宅するような日々。とても相手ができないと断ると、「うちで一緒に住もう。根性をたたき直してあげる」と言われた。同じように忙しい真治さんはそのまま自宅で暮らし、「嫁」だけが夫の実家に移るという提案だ。美里さんが受け入れるはずはない。

「1年で別れてさっぱりしたと思っていたのですが、離婚してしまった自分にダメ出しをする日々が続きました。私の両親も『結婚したら婚家に合わせるものだ』という意見です。でも、あの人の家に合わせていたら私がおかしくなっていたでしょう」

30代後半で、再び恋人ができるが…

離婚の傷が癒えるまでに10年間は必要だった美里さん。30代後半になり、6歳年上の「貧乏なのに派手好きな人」と付き合い始める。出会いの場は、男性は高級車のユーザーだけという合コンだった。

「前の結婚で失敗した原因は男性経験が少なかったからだと思って、チャラい人が多い場所に顔を出していました」

反省の仕方が間違っている気もするが、何の行動もしないよりはいいのかもしれない。美里さんはその恋人と3年間付き合った。

「浮気はしないし、外食や旅行では私にお金を出させない人でした。でも、貯金をまったくしない。結婚の話が出たこともありますが、お互いに『無理だよね』と話していたんです。先のない生活に私が飽きてしまいました」

別れたのは42歳のときだった。やっぱり結婚したいと思った美里さんは結婚相談所への入会を検討する。しかし、離婚歴のある42歳の女性で、かつ実兄が大病を患っていることなどを理由に入会を断られてしまう。

「ちゃんと婚活をしたのは初めてだったので、そのことだけでめげてしまいました」

それでも外に出続けていた美里さんに良縁が訪れる。現在の夫である敏夫さん(仮名)が毎月のように広い自宅マンションで開催していた30人規模のホームパーティーに参加したのだ。ただし、「良縁」だとはまったく感じなかったと美里さんは振り返る。

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