ジャケットがどうにもダサい男の大いなる盲点

色や素材、デザインよりも「サイズ」を見よう

一方で、自分の正しいサイズを選ぶのは、そんなに簡単ではありません。それは自分の体に合っているという状態を判断する基準が、不明瞭であることが原因です。

例えば、国内最大のファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」がPB(プライベートブランド)事業の展開を狙って配布した採寸用のボディスーツ「ZOZOスーツ」がなぜあれだけ多くの反響を得たのかを考えてみましょう。

ZOZOスーツは生産トラブルに伴う配送遅延などがあり、ビジネス的にはあまりうまくいかなかったと指摘されていますが、そこには「ZOZOスーツでサイズを測れば自分に似合う服が失敗なく手に入るのではないか」「自分に似合う明確なサイズ基準が手に入るのではないか」という期待があったはずです。

ところが、ZOZOスーツの配布後に起きたことは、「便利だ」「ZOZOスーツで測ったうえで注文した服が自分にピッタリだ」などという賞賛の声も聞かれた一方で、計測データの精度の低さが指摘されたり、届いたプライベートブランドのオーダースーツが体に合わなかったりなど批判も見受けられました。

数値だけでは完璧には判断できない

私自身、とても面白い試みだと思っていましたし、AIにもまだまだ課題はあるかもしれませんが、サイズ問題へ大きな一石を投じる出来事であったと感じています。

ZOZOスーツを通じて明確に浮き彫りになったことは、サイズというのは明確に数値化されていますが、人間の体は直線だけではなく曲線もまじった立体で構成されているため、数値だけでは自分の体に合う服かどうかを完璧に判断できないという事実です。

だからといって、AIの完全なる発達を迎えるまで、我慢するというわけにもいきません。

今は数値だけを絶対視するのではなく、着用した姿を確認するときに、自分に似合うという状態を判断できるような基準を持つことが最良の選択です。

次ページ着用写真も参考にしながら見ていきましょう
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