ラグビー元日本代表2人が語る「観戦の超極意」

初心者も"3つのルール"を知れば楽しめる

ラグビー観戦がもっと楽しくなる方法を、ラグビー元日本代表の大西将太郎さん(左)と廣瀬俊朗さん(右)に教えてもらいました(撮影:今井康一)
いよいよ、ラグビーワールドカップ日本大会が開幕した。世界最高峰の試合が間近で観られるまたとないチャンス。「ルールがわからない」「試合の観方がわからない」と敬遠してしまうのはもったいない。
ラグビー元日本代表で、このたびともに観戦指南書『ラグビーは3つのルールで熱狂できる』を上梓した大西将太郎さんと、『ラグビー知的観戦のすすめ』を上梓した廣瀬俊朗さんにラグビーの観方と魅力について話してもらった。

覚えるべきルールは多くない

――ラグビー観戦初心者に「これだけは」知ってもらいたいルールなどがあれば教えてください。

大西将太郎(以下、大西):人それぞれ取り上げるものは違うかなとは思うけど、僕は3つ。1つ目「前にボールを投げてはいけない」というスローフォワード、2つ目「ボールを前方に落としてはいけない」というノックオン、3つ目「ボールより前にいる人はプレーできない」というオフサイド。

廣瀬俊朗(以下、廣瀬):ルールとしてはこの3つでいいと思います。

大西:この3つのルールに「前でプレーしてはダメ」というラグビーの原則が凝縮されている気がするんだよね。で、その縛りの中で前進してトライを目指す。考えたらこんな超理不尽なスポーツ、ようやってたなあ。

廣瀬:ほんと、ようやってました(笑)。僕は順番として原理原則をまず押さえておけば、ルールもラグビーの価値も理解しやすくなると思うんです。

大西:トシ(廣瀬氏)は本の中で「倒れた人はプレーできない」「ボールを持った人が先頭」という2つの原則を書いていた。

廣瀬:そうです。1つ目の「倒れた人はプレーできない」に関しては、どこのチームでも「立ってプレーしろ」と言われるくらい大事。立っていなければラグビーの醍醐味であるコンテスト(ボールの奪い合い、体のぶつけ合い)ができない。

そして自立できていない選手や倒れている選手がプレーに参加すると、反則が課されることになります。また2つ目の「ボールを持った人が先頭」という原則を知っていれば、オフサイドやノックオンというルールも理解しやすくなると思います。

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