なぜ日本ではラグビーが盛り上がらないのか

代表は善戦しているが、何かが欠けている

11月19日のウェールズ戦で日本代表は予想外に善戦した(写真©Nobuhiko OTOMO)

2019年秋、4年に1度行われるラグビーワールドカップ(W杯)が日本で開催される。しかし、日本では依然として気運が盛り上がらないようだ。

「どんなにPRをしても、人々がまるで反応してくれない。ラグビー先進国の事例をいくら学んでも、日本と事情が違いすぎて参考にならない」

W杯の試合を開催する自治体「ホストシティ」の担当者のひとりは、開幕まで残り3年を切った今の状況をこう嘆く。

南ア戦勝利に沸いたばかりなのに…

この連載の一覧はこちら

ラグビー以上に注目を集める東京五輪の陰に隠れてしまっているのか。ラグビーの普及度がサッカーや野球といった他の球技よりも低いからなのか。はたまたルールが今ひとつわかりにくいからなのか――。

昨年開催されたラグビーW杯イングランド大会で日本代表は、強豪国・南アフリカを撃破し実に24年ぶりの勝利を収めた。予選リーグでは「スポーツ界最大の番狂わせ」(英公共放送BBC)と評されたこの勝利を含む3勝を達成。驚くべき快挙である。

勝ち点差で決勝トーナメントへ進めなかった。それでもラグビー界関係者は「強豪南アを破ったのだから、これで一気に日本国内はW杯開催に向けて盛り上がる!」と大きな期待を寄せた。しかし、1年ちょっとを経たいま、予想に反する熱の冷めようは嘆かわしいばかりだ。自国開催のW杯への気運が盛り上がらないのは、なぜなのか。改めて考えてみたい。

次ページなぜ盛り上がらないのか
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 岐路に立つ日本の財政
  • CSR企業総覧
トレンドライブラリーAD
人気の動画
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT