「クレイジージャーニー」「消えた天才」不正の闇 TBSの組織的な不祥事か、個人の過ちか
1.2018年1月3日放送
インターハイ卓球女子シングルスで優勝した女性が現役引退後、29歳になった時に卓球をする映像のスピードを実際よりも2割程度速くしていました。
2.2018年1月3日放送
地方のフィギュアスケート大会で優勝した当時小学生の男子の映像について、スピンのスピードを実際よりも2割程度速くしていました。
3.2018年11月4日放送
元Jリーガーの男性が小学生時代に出場した試合について、ドリブル突破を図る映像のスピードを2割程度速くしていました。
謝罪文は、「私どもは今回の事案を重く受け止め、調査が完了するまで『消えた天才』の放送を休止いたします。取材に協力してくださったご本人及び関係者の方々、そして番組をご覧いただいた視聴者の皆様に重ねて深くお詫びいたします」という言葉で締めくくられていました。
しかし、「クレイジージャーニー」が冒険家や専門家たちの顔に泥を塗ったのと同じように、「消えた天才」もアスリートのプライドを傷つけるような行為をしてしまったことは逃れようのない事実。放送休止や謝罪文では、アスリートと視聴者の信頼を取り戻すことは難しいだけに、再開は難しいのではないでしょうか。
厳しい制作条件に疲弊する撮影現場
なぜこのような不正が常習的に行われてしまったのでしょうか。
現在ネット上で最も目立つのは、「珍しい生物なら『捕まえられなかった』というだけで、やらせなんてしなくてもいいのに」「うそがない番組だから面白い番組だったのに」という声。「クレイジージャーニー」も「消えた天才」も、リアルなドキュメントタッチの番組だから人気を集めていたのに、その根幹を揺るがす行為が残念でならないのでしょう。
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