もらう男性は複雑?義理チョコ専門店が登場 「ブラックサンダー」の新たな販売戦略

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バレンタインシーズンは、チョコレートメーカーにとって大事な稼ぎ時。各社とも手の込んだチョコをラインナップし、女性の心をつかもうとしている。

そんな中、一風変わった戦略を打ち出したのが駄菓子「ブラックサンダー」を製造・販売する有楽製菓だ。

同社は1月29日、東京駅一番街に「義理チョコ専門」の店をオープンした。2月16日までの期間限定で、「義理チョコパッケージ」(20本入り630円)やメッセージなどを書き込めるシールなどが入った「義理チョコ缶」(3本入り420円)などの限定品を販売している。受け取った男性は、うれしいような悲しいような複雑な気持ちになるかもしれない。

バレンタイン商戦に加われず

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限定商品の「義理チョコパッケージ」(左)と「義理チョコ缶」

ブラックサンダーは、黒を基調に金色の稲妻がデザインされたパッケージと、「お菓子界の小さな巨人」「若い女性に大ヒット中」といった独特の商品コピーが印象的なチョコバーだ。値段は1本32円と安い。

2008年の北京オリンピック金メダリストである体操の内村航平選手が好物と明かしたことで人気に火が付き、現在は年間1億3000万個を売り上げる大ヒット商品となった。

ただ、バレンタイン商戦において、駄菓子であるブラックサンダーは見向きもされず、戦いの土俵にすら上がれていなかった。

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