「女性の不安」どう解決?鉄道旅を楽しむヒント 都会の通勤電車と違う長距離列車の事情
まず、JR四国を走る普通列車。これらは、基本的に「トイレはないもの」と考えておいたほうがよい。私は人よりもトイレが近いタイプの人間なので、四国を鉄道旅行するときは「飲んだら乗らない、飲むなら乗らない」をモットーにして、むやみやたらに飲料を取らない。どうしても我慢できないときは、運転士に伝えれば待ってくれることもあるそうだ。
また、首都圏や関西の都心部を走る列車には基本的にトイレがないことが多い。本数が多い区間なので、いったん下車して駅のトイレに行けばいいだろう。
一番厄介なのは、東海道本線の区間。特に熱海から浜松にかけてでは、まれに「トイレなし列車」がやってくるのだ。この区間では、トイレの有無が運試しのようなところがあるので、できるならば、行程に余裕を持たせておいて、駅のトイレに立ち寄れるようにしておこう。列車にトイレがあるかどうか不安な時は、あらかじめ駅の係員に聞くのもおすすめだ。
夏の「寒さ対策」はこれだ
人によって感じ方が異なるのが暑さと寒さ。レンタカーの旅なら、自分にとって快適な温度に調節できるし、観光バスでも送風口の開閉によってある程度は調整が効く。それがまったくできないのが鉄道旅行だ。
鉄道会社が公表している情報によれば、冷房は26度前後、暖房は18度前後に設定されていることが多いようだが、特に夏場の列車で寒さを感じたことのある人も多いのではないだろうか。私自身も身に覚えがあり、大学生だった頃、夏の夜行列車に勇敢にもホットパンツで乗り込み、一晩凍えた経験がある。
都心部の列車と違い、旅先の列車には「弱冷房車」なんか存在しない。とはいえ、寒いといけないからと、長袖、半袖、厚手、薄手とバリエーション豊富な着替えを持って行くのはそれだけで大荷物になるし、現実的ではない。
ここでは、体温調節に有効かつかさ張らないアイテムを紹介する。
<ストール>
車内が寒いとき、ストールを首に巻いておけばそれだけで保温になるし、外を歩き回るときは、日焼けを防いでくれる。ストールにもさまざまなサイズのものがあるけれど、大判を折りたたんで使うようなタイプがおすすめ。広げて使うことで、ショールのような役割を果たしてくれる。私は夏の旅行では、麻素材の大判のストールを持ち歩いている。
<化繊のパーカー>
1着入れておくと、助かるのがさっと羽織れる上着。ジャケットでも、カーディガンでもなんでもいいけれど、綿素材はカバンのなかでしわしわになってしまうので、おすすめなのは化繊のパーカーだ。私は数年前にユニクロで購入した薄手のパーカーを夏場の旅行でも持ち歩いている。また、フード付きであれば、小雨もしのげる。
<レギンス>
夏場、冷房のもとで意外に冷えるのが下半身。1本入れておくと重宝するのが、レギンスだ。足先まで覆うタイツだと、スニーカーがつるつるして滑り、少々歩きづらい。また、駅前に「足湯」があるときに、タイツだと浸かろうにも浸かれないという欠点がある。そのため、旅行中は、レギンス+靴下の組み合わせを推奨する。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら