2度の不登校になった18歳が、親に望んだこと 中学時代に続き、専門学校でも不登校に
私は先日、人生で2度目の不登校になった。中学3年生のときに不登校し、通信制高校では楽しく過ごしたものの、この4月から入学した専門学校に、入学後2週間で行けなくなってしまったのだ。
クラスの人間関係はすごくピリピリしていて、その場にいるだけで緊張しっぱなしだった。実技やテストなど課題も多く、自分の発達障害という特性上、まわりとペースが合わなかった。
専門学校に行けなくなってからしばらくして、私は母に「どういうふうにしたら専門学校へ行けていたと思う?」と聞かれた。
この質問をされたとき、答えるのにすごく迷った。自分でもどうしたらよかったか、わからなかったからだ。
もちろん母は、私がどうすれば専門学校に行きやすくなっていたかを純粋に考えてくれたんだと思う。私はそれに答えることができなかったことを申し訳なく思った。
だけど、同時にこんなことも思った。「また学校の話題を出すの?」「学校に復帰させようとしているんじゃないの?」。
母はただ心配で言ってくれたのかもしれない。でも私にとっては「母の心配」がものすごくプレッシャーだったのだ。
親に甘えられず
私は親に上手に甘えることができない。私が中学で不登校になったとき、母は何も言わずそっとしておいてくれたが、内心は不安でいっぱいだったのだろう。
私はあのとき迷惑をかけてしまったことへの罪悪感があったし、これでまた不登校になったら同じ負担を与えてしまう。
それに中学の頃と違い、せっかく払ってくれた高い学費をムダにできない。「今度こそ期待に応えなくては」と思っているうちに、なんとなく母に専門学校のことを話しづらくなっていた。