――そういえば以前、髪の毛を切ったら奥さんに怒られたとおっしゃってましたね。
許:そうそう。そんなこともあったな。切らないほうがよかったと怒っていた。あと、食事の後、僕は仕事をしたいけれど、彼女は話をしたいとか。それに彼女の父親、エンジニアですごく手先が器用なので、なんでも修理してしまうんだけれど、僕はそういうのはできないから、そのことでも文句を言われる。
(※ここで奥さんが戻ってくる)
妻:何、話しているとこ?
許:君の父親は何でも修理できるけれど、僕はできないので、君に文句を言われるって話。
妻:そうそう。彼、ほんとに何も修理できないんですよ。パパなら家の電気製品は冷蔵庫でも洗濯機でも、エアコンだって修理できるわ。部品が足りなかったら、自分で工具を出して削ったりしてなんでも作れるの。
許:君のお父さんは頭よすぎるんだよ。
妻:そういう問題じゃないでしょ。私が最初にこの家に越してきたときには、電球をぜんぶ省エネタイプに交換したわ。でもあなたはそれを見ていただけだった。
許:ぼくだって交換したよ!
妻:1、2個じゃない。パパとママが最初に北京に来たときには、「彼はなんでこんなに何もできないんだ」って言われたわ。何か壊れても、電話して修理を呼ぶしかできないから。
許:こうやって親が子供の結婚生活になにかと干渉するのも、日中の違いですね。特に、一人っ子世代の親は、子供のことを心配ばかりして、子離れができません。子供のほうもいつまでも親にべったり。
――その分、親孝行でもあるとは思うんですが、一長一短ですね。
許:そうですね。まあともあれ、こんな感じで日中の奥さんはだいぶ違うということです!
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