日経平均株価は3日続伸、2カ月半ぶりの高値 半導体関連株が牽引、大引けにかけ伸び悩む
[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続伸。終値は5月7日以来約2カ月半ぶりの高値を付けた。米国株市場でS&P総合500種とナスダック総合が終値で最高値を更新。投資家心理は上向き、朝方から輸出株中心に買いが先行した。4―6月期の決算内容が評価されたアドバンテスト<6857.T>、信越化学<4063.T>などの半導体関連株が上昇して相場を牽引したが、戻り待ちの売りなどで大引けにかけて伸び悩んだ。
米国株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)<.SOX>が最高値を付け、米小型株指数のラッセル2000指数<.RUT>も5月初旬以来の高値で取引を終えた。市場からは、投資家が米経済への信頼感を強めているとの声が出ていた。日経平均は小幅に続伸して始まった後、半導体関連株の堅調推移などで上げ幅を拡大。7月2日の直近高値を上回り、一時2万1823円07銭まで強含んだ。
TOPIXは0.18%高で取引を終了。東証1部の売買代金は1兆8239億円だった。東証33業種では、金属製品、電気・ガス、化学工業が値上がり率上位に入った。半面、鉱業、医薬品などは値下がりした。市場では「為替の落ち着きも安心材料だ。円高による業績下振れ懸念もあったが、足元の4―6月期決算では影響が限定的であり、米ハイテク株高に素直に連動する動きになっている」(カブドットコム証券投資ストラテジストの河合達憲氏)との声が出ていた。
個別銘柄では、日本電産<6594.T>が続伸した。24日に2019年4─9月期(国際会計基準)の当期利益予想を前年比52.8%減の370億円に下方修正したが、通期予想を据え置いたことで、下期以降の回復に期待が高まった。
東証1部の騰落数は、値上がり1404銘柄に対し、値下がりが642銘柄、変わらずが104銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 21756.55 +46.98
寄り付き 21715.95
安値/高値 21715.69─21823.07
TOPIX<.TOPX>
終値 1577.85 +2.76
寄り付き 1577.26
安値/高値 1575.54─1580.85
東証出来高(万株) 98670
東証売買代金(億円) 18239.74
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