「体内時計のズレ」を見過ごしてはいけないワケ

重要なのは何を食べるかより「いつ食べるか」

体の不調がなかなかよくならない、そんなときは「体内時計」がズレてしまっているのかもしれません(写真:Fast&Slow/PIXTA)
2017年に体内時計研究者のジェフリー・ホール氏ら3名がノーベル賞を受賞した「体内時計」ですが、いったいどのように私たちの健康に影響を及ぼすのでしょうか。
体内時計研究者の田原優氏の新著『体を整えるすごい時間割』を一部抜粋して解説します。

私たちの「外の時間」が24時間なのに対し、体内時計は少しずれているのが普通です。ちなみに、男性の平均は24.19時間、女性の平均は24.09時間。ですから私たちは、自分の中の時計を外の時間に合わせるべく、毎朝リセットをしなければならないのです。

しかし、この事実を知っている方は、非常に少ない。時計をずれたままにしておけば、健康に害を及ぼすようにもなります。「いつも体がだるい」「肌の調子が悪い」「よく眠れない」「便秘や下痢になりやすい」などといった症状がつねにあるなら、この「体内時計のズレ」が原因かもしれません。

「体内時計」に関しては、2017年に体内時計研究者のジェフリー・ホールら3名がノーベル賞を受賞したことから、一気にその名前が広がりました。現在では、体内時計をどのように健康のために利用していくかという分野にまで、研究の裾野が広がっています。

Breakfastの食事で健康な体をつくる

毎日ずれてしまう私たちの体内時計。それをリセットしてくれるのが朝食です。そして朝ごはんに何を食べるかで、体内時計がうまくリセットできるかどうかが決まります。具体的にはどのようなものを朝食として食べればいいのでしょうか?

結論は「旅館の朝食」です。ご飯にみそ汁、そして焼き魚。これぞ日本の朝ごはん!という定番メニューは、体内時計をピッと調整してくれます。それは次のような理由からです。

次ページご飯などで「インスリン」の排出をうながす
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
  • 若者のための経済学
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
かんぽ まさかの10月営業再開<br>日本郵政グループの不適切判断

日本郵便本社が発した「10月からかんぽ営業を段階的に再開」との緊急指示に、現場は大混乱。乗り換え勧奨禁止などの再発防止策、7月末に実施を発表した全件調査、特定事案調査にも大きな問題を残したままだ。拙速な営業再開の裏には何が。