「レア力」を磨く仕事人が"体験"を重視するワケ Mr.都市伝説 関暁夫さんと語り合う

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小宮山:自分がしてきたことや考えを発信しなければ、自分のことを知ってもらうこともできませんからね。私も、自分が興味関心ある領域の最新情報をもっと知りたい!伝えたい!という一心で、気になる人物に取材してメディアで発信したことが、今につながっています。発信し続けると、自分がやりたいことや考えに共感してくれる人が現れて、次々と新しい情報が入ってくるようになります。

:行動することによって体感したことを、言語化して発信する。その繰り返しで自分が鍛えられていくので、一つひとつ意識して行動することですよね。

「レア力」って特殊科目で何でもありなので、一芸に秀でている人は現場を知らなくてもいいかもしれない。でも、一芸どころか自分が何者かもわからないような人は、自分の行動や言動の、その一瞬一瞬の積み重ねを意識しなくちゃダメです。

そのように個人個人がクリエーティブになっていくと、世界が多次元化していきます。世の中のすべての文法が変わって、宇宙創造のように今まで見たこともないような時代になっていくでしょうね。

次に到来するのは、「個」と「個」が「融合」する時代

小宮山:パラダイムシフトが起きるということですよね。

:人間には誰にも長所短所がありますが、1つでも長所を見つければ無限に伸ばすことができるんです。ただ悲しいことに、日本の教育は短所ばかり指摘して、短所を直すことにばかり意識を向けてきたと思うんです。そうして人間形成の過程で失敗して、長所を伸ばすことを教えられなかった人間はネガティブな思考にとらわれやすくなる。

『レア力で生きる 「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

僕は今、個の時代さえも終わりかけていると思っています。次に到来するのは、研ぎ澄まされた、「個」と「個」が「融合」する時代です。そうなるとますます、どういう人間であるかが問われるようになると思います。とくに寛容性が求められる時代です。

小宮山:私も個と個でつながったご縁で、さまざまな仕事に携わっています。同時に、自分の「個」としての存在価値を“ポジティブ”に高めている人が増えていることも実感しています。そういった方たちと出会うたびに、自分自身もさらに学び続けてまだまだ精進していきたいと思いますね。

樺山 美夏 ライター・エディター

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かばやま みか / Mika Kabayama

リクルート入社後、『ダ・ヴィンチ』編集部を経てフリーランスのライター・エディターとして独立。主に、ライフスタイル、ビジネス、教育、カルチャーの分野でインタビュー記事や書籍のライティングを手がける。

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