この夏、任天堂とJALのCMが描いた「シズル感」 消費者の心に刺さったCMにはどんな特徴が?
『スーパーマリオメーカー2』は『スーパーマリオ』のコースを自由に作ってプレイできるニンテンドースイッチ用のソフトで、CMにはバカリズム、藤田ニコル、岡崎体育を起用した。CMではプレイする人がイライラするコースや恐ろしい敵が散りばめられたコース、ミュージシャンのアルバム制作を表現したコースなど、3人が三者三様のテーマでコースを作り、お互いにプレイさせて一喜一憂する様子を映している。
2015年にはWii U用ソフトとして、2016年には3DS版として『スーパーマリオメーカー』が発売され、いずれもバカリズムがCMに出演していた。藤田、岡崎もともにゲーム好きとして有名であり、3人が本気でゲームに熱中する姿にはリアリティと説得力がある。任天堂は以前よりタレントが素の表情でゲームを楽しむというCMフォーマットを採用しており、松嶋菜々子が『もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』に夢中になる様子を描くCMは、2006年1月度のCM好感度調査でナンバーワンとなった。
今作も評判は上々で、モニターからは「3人ともとても楽しそうにゲームをしているのが伝わってきた」「それぞれ個性のあるステージで楽しそうに遊んでいるとやりたくなる」「面白そう、かつ楽しそうにやっており、商品の魅力が伝わってくる」といった感想が寄せられた。年齢もジャンルも異なる3人が和気あいあいとゲームを楽しむ様子に多くの視聴者が好感を示したことがうかがえる。
JAL先得のCM、嵐の5人が訪れたのは?
日本航空の『先得割引』は同社国内線の早期予約で適用される運賃割引で、2011年より嵐をCMキャラクターに起用している。これまで日本の魅力を再発見するCMや、自然災害の被災地を応援するCMを展開し、国内旅行の価値をアピールしてきた。今夏は「安芸の小京都」と呼ばれる広島県竹原市を舞台に、嵐が明治時代にタイムスリップしたような趣のある街並みを楽しむという内容だ。
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