2020年11月に予定されているアメリカの次期大統領選で、ドナルド・トランプ大統領の再選が難しいという見方が、最近、メディアで報じられている。
トランプ大統領が再選の出馬宣言をしたのは、6月18日。その直前に「親トランプ」のはずのフォックス・ニュースが次期大統領選にかかわる世論調査を発表した。
「親トランプ」メディアによる予想外の予測
その世論調査によると、民主党候補と一騎打ちになった場合の勝負について、トランプ大統領は、ジョー・バイデン候補(前副大統領)に10%、バーニー・サンダース候補(上院議員)に9%の差で負けるというものだ。さらに、エリザベス・ウォーレン上院議員、カーマラ・ハリス上院議員、ピート・ブーティジェッジ市長にも僅差ながら、いずれもトランプ大統領が負けるという結果になっている。
一方で、そのフォックス・ニュースの世論調査の直後に、もう1つの別の世論調査が出ていた。トランプ出馬演説の翌日に発表されたサフォーク大学とUSAトゥデイ紙の共同世論調査だ。フォックス・ニュースの世論調査とは正反対にトランプ大統領が大差で勝利するという予測が出た。
サフォーク大学とUSAトゥデイ紙の共同世論調査で、目を引いた質問は2つ。1つは、「今日、投票日だったら、トランプ大統領、民主党最終候補者、第三党候補者のいずれに投票するか?」。これに対して、トランプ大統領という答えが39.7%、民主党最終候補者が37.1%、第三党候補者が9.0%、未決定が13.7%という結果だった。
もう1つは、「ベストの推理として、トランプ候補と民主党候補のどちらが勝つと予測するか?」。これについてはトランプ候補が49.1%、民主党候補が37.7%という結果だった。
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