「とんでもない難題」を乗り切る人の頭の使い方 スタンフォード大の「思考力」の鍛え方
この問題を解くときは、次のような質問をしてみるといいと思います。
②【最悪プラン】のどの部分が「最悪」なのか
③【最悪プラン】は絶対に悪くない!と誰かを説得するしたら、どんな根拠を思いつくか
①は、「そんな最悪なこと、現実にできるわけないでしょ」という思い込みを無理やり外すための質問で、②は「最悪の要素」は改善可能かどうかを検討するためのもの、そして③は、考えを現実へとさらに進めるための問いです。
ビジネスでもプライベートでも、行き詰まったら、ためしに「最悪のプラン」を考え、この3つの質問を使ってみてください。突破口が見えてくるかもしれません。
あなたの回答はどのようなものだったでしょうか?
ちなみに、ある大学生はこんな答えを出してくれました。
「炭酸飲料が必ず振られた状態で出てくる自販機」
「夏の海辺・プール限定、知名度の比較的低いブランド飲料限定とする。値段は本来の価格よりも低めに設定し、自販機にはカメラを内蔵。炭酸飲料を買った人はその場で開栓し、飛び出す泡に驚く姿をカメラが撮影する仕組みに。購入者がOKボタンを押せば、その写真はウェブにアップされ、『おもしろい反応コンテスト』に自動的にエントリーする。
1位に選ばれた人には、その飲料を1年分プレゼント。結果、ブランドの知名度を上げられる」
最悪なはずだったプランが見事に実現可能なものになっていますよね。独創的なアイデアは、案外こんな事故のようなことからも生まれているのかもしれません。
常識を疑う問題
Q:寝るのが大好きなAさんはある日、 寝ることを仕事にしたいと思いました。「寝るのが仕事」といえる職業を思いつくだけ挙げてください。
・「寝る」とは「横になる(睡眠をとることも可)」を意味するものとします。
・「仕事」とは、報酬の発生する仕事を指します。
この問題は、問題解決力を強化するためのものです。寝るのを仕事にする方法と問題解決にどんな関係があるのか、少し説明させてください。
問題解決力の重要性については、皆さん十二分にわかっていらっしゃると思います。ダボス会議で発表された「2020年に必要とされるスキル・トップ10」でも1位にランクインしていました。
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