5年以内の辺野古基地完成は不可能
――名護市長選の影響をどう見ていますか?
現職の稲嶺進市長の再選によって、辺野古に沿岸埋め立て方式による海兵隊航空基地を建設する計画を実行することは、確実に難しくなるだろう。
――自民党は勝つためにいろいろ手を尽くしたようですが、稲嶺市長を負かすことはできませんでした。
自民党は名護市に手厚い補助金を用意し、かつ島袋吉和前市長が立候補を辞退し、候補者として辺野古移設支持の末松文信氏に一本化させることに成功した。それにもかかわらず、現職の稲嶺市長が勝利した。稲嶺市長が4年前に初当選した後、中央政府は名護市に対する金融支援を減らしていた。この金融のアメとムチというぶざまな手を使っても、名護市の市民には通じなかったということだ。
――今回の選挙結果は沖縄の政治ムードについて何を物語っていますか?
この選挙結果は、辺野古移設に対する地元の反対が、いかに大きいかということを示している。この反対とともに埋め立て基地の建設の技術的な障害(たとえば、県外から大量の泥を運び込む必要がある)を前提にすると、5年以内に辺野古基地を完成させることは不可能だ。それは5年以内に普天間飛行場を閉鎖させたいという仲井眞弘多知事の要請にも背くことになる。
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