山里亮太「一流女優との結婚」に違和感ない理由 女優・蒼井優の心をつかんだ「努力の天才」

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蒼井さんとの結婚に関して、世間ではとにかく意外な組み合わせに驚いたという反応が多かったように思います。私自身も、まさか蒼井さんが相手だとは想像もしていなかったので、その意味で驚いたのは事実です。

結婚を発表したお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太さん(左)と女優の蒼井優さん(写真:時事通信フォト)

しかし、山里さんが一流の女優と結婚すること自体には、それほど意外性はありませんでした。山里さんぐらいの野心を持ったタレントならば、そのぐらいのことは当然やってくれるだろう、と思っていたからです。

山ちゃんが「教えてくれたこと」

「不細工キャラ」を隠れみのにしているので気づきにくいのですが、実は山里さんほど欲深い人はそうそういないと思います。「僕なんかちっとも天才じゃないんですよ」と言いながら、多くの人から「天才」と呼ばれ、数多くのレギュラー番組を抱えて、大物女優との結婚まで果たしてしまいました。

こうなるとさすがに、今までやってきた「モテないキャラ」「妬みキャラ」は続けられなくなるのではないかと思うのですが、山里さん本人は結婚会見で「これからもチャラチャラしたやつらに怒りを持たないかと言ったら、怒りを持つと思います」としれっと宣言していました。

大物女優の夫というポジションに収まっておきながら、妬みキャラも続けるつもりだというのですから、本当に欲深い人なのです。

どこまでいっても決して満足しない「努力の天才」の華々しい活躍ぶりを見ていると、人生において「正しい戦略」と「正しい努力」がいかに重要であるか、ということがわかるのではないでしょうか。

ラリー遠田 作家・ライター、お笑い評論家

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らりーとおだ / Larry Tooda

主にお笑いに関する評論、執筆、インタビュー取材、コメント提供、講演、イベント企画・出演などを手がける。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論』(イースト新書)など著書多数。

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