リクシル、「取締役総入れ替え」でも深まる混迷

会社案と瀬戸案、株主はどちらを選ぶのか

中期経営計画を説明する山梨広一氏。取締役の退任を決めている(記者撮影)

ついに全面対決へーー。

LIXILグループは5月13日、2019年3月期決算と同時に、定時株主総会にかける会社側の取締役候補者を公表した(現状は社内取締役8人、社外取締役4人の計12人で構成されている)。

同社の指名委員会が提示したのは「全員総入れ替え」し、新たに8人の取締役候補を立てた上で、そのうち2人からは当人の承諾も得ていない、という衝撃的なものだった。

瀬戸氏の辞任以降、続く対立

LIXILグループでは、昨年秋にCEO(当時)の瀬戸欣哉氏が辞任したことをめぐって、ガバナンス上の手続きに問題がなかったか、対立が続いている。

海外の機関投資家らは3月20日、リクシルにはガバナンス上の問題があり、旧トステム創業家の潮田洋一郎氏と山梨広一氏を解任すべく臨時株主総会の招集を請求。4月5日には瀬戸氏が自身を含む8人を取締役に選任するように株主提案を行う考えを示した。

ところが、4月18日に欧州の建材会社ペルマスティリーザが巨額の赤字に陥ったことで「CEOだった瀬戸氏の任命責任をとる」と言う理由で潮田氏が辞任を表明。山梨広一氏も取締役を辞任すると明言したことから、後任の人事案に注目が集まっていた。

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