ホテル婚礼が復権?
――婚礼は1日何組ぐらいあるのですか?
25~26組までお迎えできますが、最近は20組強くらいです。私が入社した頃は大安、友引は当たり前のように満杯でしたが、そこまではいかない。昔は昼夜関係なく予約が入りましたが、土曜日は夜の時間帯から埋まってきて、日曜日はお日柄がよいと昼は埋まりますが、夜はぜんぜん埋まらない。
以前と比べて1組当たりの参加人数も少ないです。1組当たり120人くらいだったのが、今は70人くらいです。競争は激しくなっています。
年間でだいたい1000組から、最高で1260組強をお迎えしたことがあります。レストランウエディングの波が東京にはありましたが、ホテル挙式も見直されてきました。
――それは興味深いですね。
パレスホテルもきれいになり、東京ステーションホテルが再開業したり、外資系も頑張っていますから。一時期、レストランや海外挙式に目が向いていましたが戻っています。やっぱり披露宴会場があって、控え室もあって、車で行けばちゃんと駐車場もある。
細かいことですが、レストランでは冬だと衣装を預けるクロークもそう大きくないでしょう。式もできて美容、着付けもできて、駐車場もある。細かいことのつながりだと思います。
ライト館ができた頃に私どもがホテルウエディングを提供した。写真室があって美容、着付けがあって、式も披露宴もできてお泊りもできる。大事なお客様にハイヤーも手配できると。お引き出物も、お引き出菓子も全部用意できます。
衣装でも、ハツコ エンドウ ウエディングスもあれば、Vera Wang(ヴェラ・ウォン)という有名なアメリカのデザイナーの衣装も手配できますし、桂由美ブライダルハウスやタカシマヤ メゾン ド コスチュームでもできます。総合的なサービスを提供できるのは、やはりホテルだと思います。
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